Ia Orana !
タヒチといえば、やはり海ですよね。
青いラグーン、白い砂浜、そしてその海の中に広がるサンゴ礁。
タヒチを訪れる人の多くが楽しみにしている景色だと思います。
ところが、そのサンゴ礁も決して昔のままではありません。例えば、海水温度にとても敏感で、少しの温度変化で死んでしまいます。
そんなタヒチの海で、サンゴ礁を守り、再生させようと活動している人たちがいます。
Coral Gardeners(コーラル・ガーデナーズ)です。
👉 https://www.instagram.com/coralgardeners/

すべてはモーレア島から始まった
Coral Gardenersの活動が始まったのは2017年、モーレア島。
サーフィンに夢中で、海とともに暮らしてきた若者たちが、自分たちの身近なサンゴ礁の変化を目にし、「このままではいけない」と活動を始めたのがきっかけでした。
名前の「Gardeners」は、文字通り「庭師」。
海の中でサンゴを育てるので、サンゴの庭師というわけです。
小さな島で始まった活動は、少しずつ仲間を増やし、現在ではフランス領ポリネシアだけでなく、フィジーやタイにも活動を広げています。

海の中でサンゴを育てる
では、実際に何をしているのでしょうか。
そのひとつが、サンゴの「ナーサリー」です。
海の中にサンゴを育てる場所を作り、そこで元気なサンゴを育てる。
そして、成長したサンゴを傷んだサンゴ礁へ移植していきます。
言葉にすると簡単ですが、サンゴは植物のように植えればすぐに大きくなるわけではありません。
時間をかけて育て、状態を確認しながら海へ戻していく、とても地道な作業の積み重ねです。
Coral Gardenersによれば、これまでに20万以上のサンゴを植えてきたそうです。

サンゴを守るのにAI?
ここからは、デジタルネイティブ時代の若者たちのお話です。
Coral Gardenersは、昔ながらの方法でサンゴを育てるだけではありません。
テクノロジーも積極的に取り入れています。
2021年には「ReefOS」というAIプラットフォームを立ち上げ、サンゴ礁の状態を把握し、データをもとに再生活動につなげる取り組みも進めています。
サンゴの写真やデータを分析し、その状態を記録していく。
つまり、「サンゴを育てる人」だけではなく、「サンゴを研究する人」でもあるわけです。
ポリネシアの海で、サンゴを育てるという昔ながらの活動とAIという新しい技術が組み合わされている。考えてみると、なかなかに興味深いものがあります。

旅行者も活動に参加できる
そして、このCoral Gardenersが旅行者にとって面白いのは、活動を実際に体験できることです。
モーレア島では「Garden Tour」が行われていて、サンゴの養殖場を見学したり、シュノーケリングで再生されたサンゴ礁を見ることができます。
そして、見学するだけではありません。旅行者も実際にサンゴ礁の再生活動に参加することができます。
海の中でサンゴがどのように育てられているのかを知り、実際にその場所を見て、シュノーケリングをし、そして活動の一部を体験する。
普通の観光なら、きれいな海を見て「きれいだったね」で終わります。
でも、ここでは少し違います。「見るだけ」ではなく、「海を守る活動に参加する旅」を体験できるのです。
自分が訪れた海に、ほんの少しでも関わって帰る。
そんな旅行ができるのが、Coral Gardenersの面白いところです。

タヒチに行って、きれいな海を見る。
もちろん、それだけでも十分楽しい旅です。
でも、その海の中でサンゴを育てている人たちがいることを知ってから海を見ると、少し違って見えるかもしれません。
観光地を訪れて写真を撮るだけではなく、その場所を守る活動に自分も少しだけ参加してみる。
タヒチには、そんな旅の楽しみ方もあります。
もしモーレア島を訪れる機会があれば、Coral Gardenersを訪ねてみるのも、きっと面白いと思います。
モーレア島へのツアーに関する情報は こちら から


