Ni Sa Bula !
前回に続きまして、フィジーでのサステナブルな取り組みに関してご紹介します。
ちょっと前になりますが、毎年4月22日は、地球環境について考える 「アースデー」 です。
333の島々でなりたっているフィジーには、豊かな自然、美しい海、豊富な海洋生物が生息しています。
フィジーはホスピタリティーもとても高いのですが、それもこれも、やはり豊かな自然があってのものですよね。
その豊な自然や美しい海をを次世代に継承するために、フィジー政府観光局をはじめ、
フィジーのホテルやアトラクションを提供している人々が、様々な取り組みを行っています。
宿泊客が気軽に参加できるワークショップなども多数ありますから、楽しみながら参加もしていただけます♪
フィジー政府観光局、ノルウェージャン・クルーズ・ライン、世界の海を美しく保つためにプラスチックゴミを
減らすために活動を行う非営利団体「Take 3 for the Sea」は、ビチレブ島ワイロアロアビーチで
ビーチ清掃を2024年4月3日(水)に企画、フィジー旅行業界関係者、地元住民、観光客の65名が
参加してビーチをきれいにしてくれました。
フィジー政府観光局は、サンゴ礁の遺伝子を設計する非営利団体「Counting Coral」と共に、
ママヌザ諸島の最北端に位置するボモ島でサンゴ礁の遺伝子バンクを立ち上げました。
記念碑の除幕式には、フィジーの副首相兼観光・民間航空大臣であるヴィリアメ(ビル)・ガヴォカ氏に
よって行われました。
フィジーのサンゴ礁の回復と保護に貢献する取り組みで、水中にあるサンゴ礁の遺伝子バンクには、
500以上の親のサンゴ礁があります。
日々の地道な取り組みです。頭が下がります。
ママヌザ諸島の透明度の高い海に浮かぶ2階建ての水上バー「Cloud 9」は、観光客に大人気のスポット。
ご存じの方も多いと思います。
実は クラウド9 は ママヌザ環境協会(MES)のメンバーで、環境にやさしい取り組みを行っています。
2階の屋根にソーラーパネルを設置し、太陽光発電のみで運航。二酸化炭素排出ゼロです!!
また、海洋保護のために、廃棄物は一切海に放出せず、陸まで運搬して処理しています。
アウトリガー・リゾーツ&ホテルズは、2014年以より同ホテル周辺のサンゴ礁の保護と育成を目指す
環境保全プログラム「OZONE(アウトリガー・ゾーン)」という国際的な自然保護プロジェクトを行っています。
宿泊者がサンゴ礁の植え付けを体験できるプログラムがありますので、ぜひ参加してみてください。
活動開始以来、宿泊客とホテルスタッフで、100面のサッカー場に相当する面積にサンゴ礁を植え付けているそうです。
100面のサッカー場です!大したものですよね。
シャングリ ラ ヤヌザ リゾートは、ヤヌザ島のサンゴ礁と自然環境保護プログラムの一貫として、
宿泊者が無料で参加できるフィッシュハウスの制作を行っています。
フィッシュハウスは脆弱なサンゴ礁の生態系を守り、その生育を助けています。
筆者も一度体験させてもらいましたが、溶かしたセメントと貝殻などでフィッシュハウスを
作るという、結構楽しいアトラクションです。
現在、宿泊客が制作した約600個のフィッシュハウスが海底にあるそうで、
GPSで”おっかけ”できるみたいです。
また、同ホテルではサンゴの植え付け体験も行っています。
まだまだあります。
・トレジャーアイランドリゾートでのウミガメの保護活動
・ボモアイランドでのサンゴ礁の保護、植え付け活動
・リクリクラグーンでは絶滅危惧種の1つであるフィジー・クレステッド・イグアナ
(フィジーイグアナ属)の保護活動
・ココモでのブラックマンタの保護活動
などなど。
(上記の記事は観光経済新聞社さんから一部をお借りしています)
フィジー!フィジー!フィジー!
「幸せあふれるフィジー(Where Happiness comes naturally)」が今年のブランドメッセージです!